Ver.22.10.29

ようこそ!「おちあい文化村・手描友禅の工房」へ

◆東京の新宿と言えば都庁舎をはじめとした超高層のビルや歌舞伎町と言った近代的ではなやかなイメージを強く持たれていますが、その一方で新宿を流れる神田川、妙正寺川の流域には伝統的工芸品指定の東京手描友禅や東京染小紋などの染色業が地場産業として立地しています。 ◆染め上がった反物に付いている糊や染料などの余分な成分を水で洗い流す作業を「水もと」と言いますが、風物詩と云われた水もとの作業も1950年代後半になると環境保全のため徐々にその姿を消していきました。
現在では染工場の中にある水槽で水を循環させて作業しています。

水もとの作業が伝承技術の保存研修のため平成3年と13年の秋に西早稲田の神田川で再現されました。
河川の改良工事により、往時に比べると護岸が高くなり、河床の舗装により水流も早く、作業は困難の連続で、生地のヨレを戻しながらも、先人の苦労を知る有意義な体験となりました。下の写真は、その再現のようすです。